ジュネーブ発 | 2026年7月27日 – 現DNDi代表(エグゼクティブ・ディレクター)のルイス・ピサロ医師は、2026年末をもって4年間務めた同職を退任し、ユニットエイド(Unitaid)の次期事務局長に就任することとなりました。
2022年以降、ピサロ医師はDNDiを率い、科学的成果の達成と組織としての成熟を遂げる重要な時期を導いてきました。直近では、DNDiはアコジボロールの開発を実現しました。これはアフリカ睡眠病(ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)に対する初の単回投与経口治療薬であり、この疾患の制圧を初めて現実的な目標とし得る画期的な成果です。
現在、DNDiのグローバルネットワークは230名を超える職員と、5大陸にわたる200を超えるパートナー組織で構成されており、顧みられない患者のニーズに根差した協働的かつ公平な医療研究開発を推進する組織として、国際的に高く評価されています。
DNDi理事会議長のマリー=ポール・キーニー博士は次のように述べています。
「ピサロ医師は、DNDiが世界的に認知される組織へと発展する過程において、中核的な役割を果たしてきました。患者への献身、科学への深い信念、そしてより公平な医療イノベーションの実現に向けた尽力は、DNDiの歩みに大きな足跡を刻みました。私たちは彼のリーダーシップに深く感謝するとともに、新たな役職でのさらなる活躍を心から願っています。」
今後に向けて、DNDi理事会は新たな代表の選考プロセスを進めていきます。新たなリーダーには、「最も顧みられない人びとに最良の科学を届ける」というDNDiの使命を引き続き推進していくことが期待されています。
DNDi について
Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとに、安全で有効、かつ手頃な価格の治療法を届けることを目的とした非営利の医療研究組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病(別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、寄生虫疾患、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎などに対する医薬品の研究開発を行っています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける疾患への対応を研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の官民パートナーと協力し、6つの致命的な疾患に対する新たな治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。アフリカ睡眠病向け治療薬、アコジボロールはDNDiが開発した14番目の新しい治療薬です。
www.dndi.org|www.dndijapan.org
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