皆さまからのご寄付により、医療から取り残された「顧みられない病気」で苦しむ人びとに新たな治療薬を届けます
注目を集める病気やウイルスがある一方で、ほとんどの人が聞いたことのない顧みられない病気はますます置き去りになっています。これが、顧みられない病気や貧困と密接に関わる病気で苦しむ世界の16億人の日々の現実です。
このような現実の中で、いくつもの病気には既存の治療薬がありません。また、既存の治療薬があっても、痛みを伴ったり、安全ではなく、子どもには全く適さない場合もあります。貧しく不安定な環境で生活している人びとが最も罹患しやすく、特に女性や子ども、そして偏見にさらされ、脆弱な立場の人びとが影響を受けています。
DNDi(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)が対象とするのはこうした医療から取り残された人びとです。DNDiは、顧みられない病気で苦しむ人びとを中心に据えた研究開発に取り組んでいます。
革新的なソリューション
複雑な問題には独創的なソリューションが必要であり、DNDiはその革新的なソリューションと言えます。私たちはパートナーシップに基づく独自の研究開発モデルにより、柔軟性と自由度高く、大幅に削減されたコストで治療薬を開発しています。
製薬企業の新薬の研究開発費は10億ドル以上と言われていますが、DNDiは、産業界や学術界のパートナーによるプロボノ(無料)支援を活かし、はるかに低い費用での研究開発を実現しています。
私たちはオープンイノベーションモデルにより、必要とする人びとに適した、利用可能で、入手可能な価格の治療薬を開発することを目指しています。
DNDiの活動にご支援を
特定の課題や地域への支援をしたい場合や、先見の明のある慈善家の一人としてイノベーションを起こすことに関わりたい場合など、支援の動機はさまざまです。あなたのご支援が、最も治療を必要としている人びとに持続的な変化をもたらします。
- 治療薬を患者の手に。これまでに6つの致命的な病気に対する13種類の新しい治療薬・治療法(英語)を開発しました。マラリア治療薬は5億人以上の患者に使用されており、最近では、ツェツェバエの媒介により中央アフリカで蔓延し、致命的な病気であるアフリカ睡眠病の画期的な新薬(英語)を発表しました。このイノベーションによりアフリカ睡眠病の制圧が実現可能なものへと近づきました。
- 最良の科学に基づくオープンアクセスの研究開発。私たちの治療薬・治療法は、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、世界保健機関(WHO)によって承認・推奨されており、DNDiの科学者たちは著名な学術誌で論文を定期的に発表しています。最近の論文(英語)をぜひご覧ください。
- 創設パートナーと共に。国境なき医師団(MSF)、世界保健機関(WHO)、パスツール研究所(フランス)、インド医学研究評議会(インド)、オズワルド・クルス財団(ブラジル)、ケニア中央医学研究所(ケニア)、マレーシア保健省(マレーシア)の協力に支えられ、活動しています。
- 取り残された人々の声を代弁。各国の保健省、国際または地域レベルの関連機関、市民団体などと協力し、顧みられない病気で苦しむ人びとがアクセス可能な治療の確立に取り組んでいます。
- 低中所得国のイノベーションと専門性を支援。私たちは、研究者との連携や資源の限られた環境での臨床試験を通じて、低中所得国におけるイノベーションを支援し、専門性の向上に貢献しています
DNDiに協力するには
個人として、家族として、あるいは信託・財団・企業を通じた支援など、DNDiへの支援にご関心のある方は、ぜひ infojapan@dndi.org までメールでご連絡ください。
今すぐオンライン(英語)で寄付することもできます。
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特定非営利活動法人DNDi Japan
Tel: 03-6258-0303
(代表:10:00-18:00)