パートナーとして
活動を支援する

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私たちにできること

DNDiは、スイス・ジュネーブを本部とした、その国際非営利団体としての広範なグローバルネットワークと、顧みられない病気の医薬研究開発のフォーカルポイントとなる多くの専門プラットフォームを携え、質が高く廉価な医薬品の研究開発、流通の整備、人材育成、啓発活動といった点で大きな実績を上げてきました。また、DNDiは国境なき医師団(MSF)、オズワルド・クルス財団(ブラジル)、インド医学研究評議会(インド)、ケニア中央医学研究所(ケニア)、マレーシア保健省(マレーシア)、パスツール研究所(フランス)によって設立され、WHOの熱帯病医学特別研究訓練プログラム(WHO-TDR)が常任オブザーバーとして参加しており、当団の国際的な発言力や、財政的な安定性も、パートナーとの信頼醸成に資するものとなっています。DNDiのチームは、研究開発、資金調達、国際保健分野等においてきわめて高い専門性と知見、実績を有するエキスパート集団です。

DNDiは、実際の研究開発(R&D)業務の多くを外部に委託し、開発コストを抑えつつ、柔軟な対応を可能にする国際ネットワーク方式 で運営されています。そのため効率的に実施するには、生物医学界全体にわたる強力なパートナーシップにより、民間セクターと公共セクターのリソースの活用と結集を進めることが不可欠です。このパートナーシップを成功させるには、ライセンス権、秘密保持、知的財産管理や、低採算性といった重要な問題を解決し、多様な利害関係を調整する必要があります。

DNDiは、その優れた調整能力で、各パートナーの利益を調整し、バランスの取れた契約を結ぶことにより、さまざまな協働モデルを発展させてきました。DNDiはこれまでも、さまざまなパートナーと複数年契約を結び、顧みられない病気のための創薬パイプラインの強化に取り組んできましたが、今後もこの創薬パイプラインをより多角的に拡充して行くため、理念や社会的責任意識を共有する新しいパートナーとの協働を求めています。

パートナーからのメッセージ

DNDiとのパートナーシップ

DNDiは独自の研究施設や製造施設を持たず、創薬および前臨床研究から臨床試験およびアクセスのすべての段階で、世界中の産官学のパートナーとの協働によりプログラムを実施しています。顧みられない病気に苦しむ人びとが切望する治療ニーズを優先するとともに、それぞれのパートナーの意向も重視し、コストを抑えた研究開発を実現しています。

DNDiとのパートナーシップのメリット

医療から取り残された人びとのためにDNDiと連携することは、製薬企業にとって、企業の社会的責任を果たすことになります。グローバルヘルスや顧みられない病気の研究開発に取り組み、必要としている人びとに医療イノベーションを届けることを望む従業員のモチベーションを高める最適な戦略となります。

バイオテクノロジー企業の場合、DNDiとの協働は、経営陣や投資家にとって魅力的な、潜在的な利益や既存事業との相乗効果が期待でき、双方にとってメリットのある提案となります。具体的には、

  • 公的機関や主要な財団が支援する共同研究開発プログラムへの参画
  • 化合物活性や技術の科学的概念実証の進展
  • 低中所得国におけるヘルスケア市場の課題についての理解の向上
  • 安全で有効な治療薬を開発するための追加臨床データの生成
  • 新たな地域や環境での臨床試験の経験の蓄積
  • DNDiが患者に入手可能な価格で治療薬を提供することを可能にしつつ、製造メーカーが持続的に供給できるような、知的財産(IP)、地域、分野に関する現実的かつ双方にメリットのあるライセンス条件の実現 

DNDiが求めるもの

多様な化合物へのアクセス

  • 抗寄生虫活性を有する新規化合物クラス
  • 新規かつ多様な化合物ライブラリー
  • 合成小分子化合物
  • 天然化合物

ノウハウと技術の活用

  • 休眠・潜伏する寄生虫をターゲットにできる新規スクリーニングアッセイ
  • トランスレーショナルリサーチの疾患モデル
  • 革新的な製剤や投与方法
  • 研究開発プロセスを加速させる革新的な人工知能(AI)と機械学習(ML)手法
  • 安全性と毒性の予測モデル
  • 患者のニーズに応えるさらなる研究開発を呼び込む「オープンイノベーション」手法
  • 少量生産かつ低コストを実現する技術と工程

グローバルヘルスに貢献するという意欲を持つパートナー

  • 持続可能な利益範囲で患者の治療へのアクセスを最大化するビジネスモデルを持つ製造メーカー(ベネフィット・コーポレーション、Future-Fit企業)
  • 入手可能な価格を実現するマークアップ(利幅)を最小限に抑えた効率的な流通ネットワーク
  • 資源の限られた国での医薬品アクセスの障害を解決するためのサプライチェーンと調達のスペシャリスト
  • DNDiが対象とする疾患の有効な治療へのアクセスを促進する行動変容に焦点を当てたコミュニケーションや患者グループ

DNDiの研究開発モデルには、産官学のパートナーとの協働が不可欠です。彼らの参画なくして活動することはできません。

DNDiは現在、約50カ国の200を超えるパートナーや委託先と、多様な提携関係や共同プロジェクトを構築しています。

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