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フィラリア症(河川盲目症)
失明の危機にある数百万人のための迅速な治療法の開発
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フィラリア症(河川盲目症/オンコセルカ症)
失明の危機にある数百万人のための迅速な治療法の開発
4つの研究開発プロジェクトのポートフォリオにより、安全かつ有効な、現場に適した治療法の開発に向けて、新薬候補の前臨床開発を進めています。
フィラリア症は、吸血性昆虫の刺咬により伝播される寄生虫によって引き起こされる重い疾患です。河川盲目症(別名オンコセルカ症)は、流れの速い川に繁殖するブヨに繰り返し刺されることで感染します。このブヨが媒介する寄生虫は、激しい痒みや醜い皮膚病変を引き起こし、繰り返し感染すると、失明することもあります。サハラ以南のアフリカでは、何百万人もの人々が危険にさらされています。
フィラリア成虫を死滅させ、個々の患者の治療に使用できる治療法が早急に必要とされています。河川盲目症を撲滅するための現在のアプローチは、イベルメクチンの集団投与です。フィラリア症の罹患率の低下には成功していますが、この治療薬は仔虫のみを死滅させるものであり、人間の体内で10年以上生き続ける成虫を殺滅させることはできないため、このプログラムは10年から12年ほど継続する必要があります。
「苦しくて、悲惨で、貧しくて、
もしくは希望のなさから辛くて
一晩中泣くことがあります。
私の人生は苦しみばかりです。」
コンゴ民主共和国のババグル村で、病気を理由に夫から離縁され
家を追い出された61歳(当時)のフィラリア症患者ガートリデ・マプアニ
医療から取り残された人びとのために
役割を果たす
顧みられない病気で苦しむ世界中の人びとを救う、新しい治療薬・治療法を開発しています