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シャーガス病
サイレントキラーを食い止めるための、より良い治療法を求めて
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シャーガス病
サイレントキラーを食い止めるための、より良い治療法を求めて
私たちは史上初の小児用治療薬を開発しました。また、新しい治療法を進歩させ患者の生活を改善するために、25カ国、400人以上の研究者のネットワークを構築しました。私たちのチームは現在、より安全で有効な治療薬を開発し、誰でもが検査や治療にアクセスできるよう活動しています。
シャーガス病は、壁や家具の隙間に潜む「サシガメ」と呼ばれる昆虫が吸血することによって媒介され、死に至る可能性のある寄生虫病です。感染後の慢性期に入ると自覚症状が乏しいため、「サイレントキラー」と呼ばれています。治療薬は半世紀前に発見された2種類しかなく、治療しなければ心臓や他の重要な臓器に不可逆的な障害を引き起こし、生命を脅かす可能性があります。ラテンアメリカとアメリカ南部に特有な風土病ですが、ヨーロッパ、日本、オーストラリアでも見られます。
現行の治療法は有効であるものの、8週間にわたる長期投与が必要で、時には重篤な副作用が発現することがあります。
「シャーガス病に対する意識を高め、
治療に対する思い込みや恐怖心を取り除くことが必要です。」
南米コロンビアのカサナレ州保健省の保健技官のウィルソン・フェルナンド・トレスは、
シャーガス病担当医でもある。
医療から取り残された人びとのために
役割を果たす
顧みられない病気で苦しむ世界中の人びとを救う、新しい治療薬・治療法を開発しています