
DNDi(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)は、エーザイ株式会社(以下、エーザイ)が主導するシャーガス病治療薬候補化合物のリード最適化プロジェクトに対し、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)より約1億8,300万円(約110万米ドル)の助成が新たに決定したことをお知らせします。
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本プロジェクトの目的は、良好なプロファイルを有し、急性期のシャーガス病モデルで有効性が確認されたホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤のリード化合物を特定することです。これらの取り組みにより、有望な化合物を将来の新規治療薬の開発へとつなげていくことが可能となります。
シャーガス病は世界で約700万人に影響を及ぼしており、新しい治療薬の開発が喫緊の課題となっています。現在利用可能な治療薬であるベンズ二ダゾールとニフルチモックスは、50年以上前に創製されたもので、長期間の治療を要する上、副作用が生じることがあり、慢性的な感染には効果がありません。
本プロジェクトは、新規薬剤標的であるPDE阻害剤のヒット化合物からリード化合物への展開を進めることで、慢性シャーガス病に対して、短期間で治療可能な経口治療薬の開発を目指しています。
エーザイが主導するこのプロジェクトには、DNDiの他、国立ラプラタ大学(UNLP)、Fundación INGEBI、医学生物学・寄生虫学研究所(IMPaM)が協力しています。
シャーガス病およびDNDiの取り組みについての詳細はこちらをご覧ください。
シャーガス病 | DNDi Japan
Photo credit: Xavier Vahed-DNDi