非営利で医薬品研究開発に取り組む、DNDi(Drugs for Neglected Diseases initiative:顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)は、中谷香の後任として、DNDi ビジネスディベロップメント & アライアンスマネジメント ディレクターである井本大介が、4月1日付でDNDi Japan新事務局代表に就任したことをお知らせいたします。井本は今後両職務を兼務します。
DNDiは、顧みられない病気に苦しむ人々のために新しい治療薬・治療法を開発し、薬への公平なアクセスの実現に取り組む非営利の研究開発組織です。2003年の設立以来、世界中の産官学パートナーと協力し、13種類の新しい治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。DNDi Japanは2003年のDNDiのジュネーブ事務所設立とほぼ同時に活動を開始し、2004年に東京に事務所を開設、2009年には特定非営利活動法人として東京都の認証を受けました。以来、日本のアカデミアや製薬企業、グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund) 等のパートナーとの研究開発、DNDiの目的を達成するための普及啓発や資金調達に取り組んでいます。
井本は、日本の公的セクターにおける国際協力業務、グローバル製薬企業における経営企画・渉外業務経験を有し、医薬品開発の推進を目的として設立された日本発の国際的な官民ファンド、GHIT Fundにおいては、渉外・経営企画担当のヴァイスプレジデントとして同基金の組織運営に携わりました。DNDiにおいては、2017年から2019年までDNDi Japanの事務局代表、2022年末以降はDNDi全体のビジネスディベロップメント & アライアンスマネジメント ディレクターとして、日本のみならず世界の多様なステークホルダーとの関係構築・強化を図ってきました。井本のリーダーシップの下、DNDi Japanはグローバルヘルスへの貢献を加速してまいります。今後とも、DNDiならびにDNDi Japanの活動への皆さまのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
【井本大介(いもと だいすけ)略歴】
2001年 | 東京大学法学部卒業 |
2001年~ | 国際協力銀行 (JBIC) 勤務 |
2008~2011年 | 組織統合により国際協力機構 (JICA) 勤務、JICAフランス事務所駐在 |
2012年 | フランスINSEADにてMBA取得 |
2013~2017年 | 日本イーライリリー株式会社勤務 |
2017~2019年 | DNDi Japan 事務局代表 |
2020~2022年 | グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)エクスターナルアフェアーズ & コーポレートディベロップメント ヴァイスプレジデント |
2022~2025年 | DNDi ビジネスディベロップメント & アライアンスマネジメント ディレクター |
2025年4月1日~ | DNDi Japan 事務局代表 兼 DNDi 事業開発ディレクター |
DNDiについて
Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとのために、安全で効果的、かつ安価な治療薬・治療法を発見、開発し、提供する非営利の研究開発組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病 (別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、河川盲目症(別名オンコセルカ症)、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、 HIV患者の重症日和見感染症 、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎に対する医薬品を開発しています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける病気などを研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の産官学パートナーと協力し、13種類の新しい治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。www.dndi.org
DNDi Japanについて
DNDi Japan(理事長:野崎智義)は、DNDiの地域拠点の一つとして2003年に日本の活動を開始し、2009年に特定非営利活動法人として東京都の認証を受けました。顧みられない病気で苦しむ人びとを支援するため、DNDiの各地域オフィスと連携し、国内外のパートナーとの協働による研究開発、DNDiの目的を達成するための普及啓発や資金調達に取り組み、低中所得国の人びとの保健医療、福利厚生に貢献しています。www.dndijapan.org
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
DNDi Japan 広報担当 野田 葉子
ynoda@dndi.org/ 電話: 070-4465-5453