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ホーム > プレスリリース > リーシュマニア症およびシャーガス病を対象とした創薬・初期開発プロジェクトへのGHIT Fundによる支援決定

リーシュマニア症およびシャーガス病を対象とした創薬・初期開発プロジェクトへのGHIT Fundによる支援決定

  • 2021/5/18

約9億5,500万円 (約740万ユーロ) の追加資金により、この顧みられない熱帯病で苦しむ何百万もの人々が切望する革新的な治療薬の創薬・開発を進めます

 

ジュネーブ発 – Drugs for Neglected Diseases initiative (顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ、以下「DNDi 」) は、リーシュマニア症およびシャーガス病の新薬開発を目指した創薬・初期開発プロジェクトに対し、日本の公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金 (Global Health Innovative Technology Fund、以下「GHIT Fund」) による資金支援が決まったことをお知らせします。

2013年以降、GHIT Fundは非営利の研究開発プロジェクトを進めるDNDiの主要な資金ドナーであり、この度、DNDiと日本の研究開発パートナーとの連携による極めて重要な4つのプロジェクトに対し、2021-2023年で合計約9億5,500万円 (約740万ユーロ) の支援が決定しました。

「この4つのプロジェクトに対する新たな資金は、GHIT Fundによる支援が重要かつ長期にわたることの証であり、DNDiは日本の製薬企業、研究機関、アカデミアのパートナーたちと共に、顧みられない患者のための革新的な新規治療法の創薬と開発に、より一層注力することができます。」とDNDiの創薬部門ディレクターであるCharles Mowbray博士は述べています。「世界をリードするパートナーの研究開発力とGHIT Fundによる創薬初期研究における支援の組み合わせこそが極めて重要であり、グローバルヘルス分野での科学的な革新を生む、他にはない特別な環境を醸成しています。今回支援が決まったプロジェクトは、シャーガス病およびリーシュマニア症で苦しむ患者のための、新薬開発における重要な役割を担うと確信しています。」

より安全で、簡便で、有効なリーシュマニア症およびシャーガス病の治療薬は、早急に必要とされています。リーシュマニア症の既存の治療は、痛みを伴う注射剤で、毒性があり、投与期間が長いうえ、価格も高く、疾患が蔓延する地域の大部分で使用に適していません。また、病型や重複感染の有無、寄生虫の種類、さらに治療効果に地域差があるため患者集団の違いなど、様々な要因に左右されることが、リーシュマニア症の治療をより困難にしています。シャーガス病の既存の治療薬は2種類のみで、しかも半世紀前に発見されたものです。有効であるものの、8週間にわたる長期投与としばしば深刻な副作用を引き起こすといった課題を抱えています。

以上

 

プロジェクト詳細

シャーガス病およびリーシュマニア症を対象としたリード化合物創製研究 – 田辺三菱製薬株式会社

本プロジェクトでは、田辺三菱製薬が所有する化合物ライブラリーのスクリーニングにより取得したT.cruzi および/もしくはLeishmaniaに活性を示す化合物群より、DNDiが定めるリーシュマニア症およびシャーガス病の新規化合物として必要な特性 (Target Candidate Profile) を満たす、少なくともひとつの化合物群の特定を目指します。新しい有望な化合物群を創出することで両疾患の創薬初期パイプラインを強化し、全く新たな治療開発を目指す取り組みを成功に近づけます。

 

S07化合物群の内臓リーシュマニア症を対象としたリード最適化 – 武田薬品工業株式会社

GHIT Fundの支援を受け実施した顧みられない熱帯病 (Neglected Tropical Diseases) 創薬ブースターでは、武田薬品工業との協働により、内臓リーシュマニア症に対する新規化合物の特定とさらなる検討を進め、有効性と安全性に関する有望な結果を示すS07リード化合物群の特定に至りました。本プロジェクトでは、S07リード化合物群のメディシナルケミストリーによる構造最適化を進め、少なくも1つの最適化されたリード化合物を内臓リーシュマニア症の前臨床候補化合物として選定することを目指します。

 

リーシュマニア症を対象としたDNDI-6174の前臨床開発 – エーザイ株式会社

最適化されたL205リード化合物群から創出されたDNDI-6174は、リーシュマニア症に対する新規作用機序を示す化合物で、非常に良好な安全域とヒトでの少ない投与量が期待でき、前臨床候補化合物として選定されました。本プロジェクトの2年間では、DNDiとエーザイの協働により、健常人での第I相試験に向けた前臨床試験とプロセス化学、API製造、および製剤開発に取り組みます。

 

内臓リーシュマニア症を対象としたスクリーニング – 東京大学

本プロジェクトでは、Leishmania donovaniを対象に、東京大学創薬機構が所有する化合物ライブラリーをスクリーニングし、ヒット ・トゥ・リードに進むヒット化合物群を特定することを目指します。このような日本のアカデミアが所有する大規模で多様性に富んだ化合物ライブラリーを、DNDiがGHIT Fundの支援によりスクリーニングするのは初めての試みです。また日本でのリーシュマニアに対するスクリーニング系確立のための共同研究と専門家の育成を支援するとともに、Leishmania寄生虫に対する作用機序や生物学上の新たな知見を提供することも目指します。DNDiは本プロジェクトをインカインドによるサポートで支援します。

 

***

リーシュマニア症について

リーシュマニア症は世界の推計10億人を脅かす顧みられない熱帯病です。内臓型、皮膚型、皮膚粘膜型、およびカラ・アザール後皮膚リーシュマニア症といった異なる病型を発症する複雑な疾患で、原因となるリーシュマニア原虫の種類は20種以上に及びます。毎年70–100万人の新規症例と2–3万人の死亡が推計されています。

 

シャーガス病について

シャーガス病はクルーズトリパノソーマという原虫が、「kissing bug」として知られるサシガメの刺咬により感染する疾患で、アメリカ大陸の21カ国で蔓延しています。患者はヨーロッパや日本、オーストラリアでも報告されています。約600–700万人の感染が推計され、年間3万人の新規症例と1万4,000人の死亡が見られます。通常感染後、何十年も症状が現れず、罹患に気づかない場合が多い一方で、患者の最大1/3が後に心臓を損傷し、進行性の心不全や突然死に至る可能性があります。ラテンアメリカでは毎年マラリアを含む他のどの寄生虫疾患よりも多くの患者が、シャーガス病により亡くなっています。

 

DNDiについて
Drugs for Neglected Diseases initiative (DNDi) は、顧みられない病気の中でも特にシャーガス病、アフリカ睡眠病、リーシュマニア症、フィラリア感染症、マイセトーマ (菌腫)、小児HIV、およびC型肝炎を対象に、新規治療開発に取り組む非営利の研究開発組織です。アフリカ地域では新型コロナウイルス (COVID-19) 軽症/中等症患者を対象とした治療法特定のための臨床試験を実施しています。2003年の設立以来、内臓リーシュマニア症 (カラ・アザール) のための一連の併用療法、2種類の固定用量抗マラリア薬、および新規化合物からの開発に初めて成功したフェキシニダゾールなどを含む、8つの新たな治療を開発し、患者に届けてきました。フェキシニダゾールはアフリカ睡眠病の両ステージに有効な治療薬として2018年に推奨されました。詳細については、www.dndi.orgをご覧ください。

英文プレスリリース リンク

 

<報道関係問い合わせ先>
特定非営利活動法人DNDi Japan
中谷 香
E-mail: knakatani@dndi.org
Tel: 03-6258-0303

 

Photo credit: Vinicius Berger-DNDi

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