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ホーム > お知らせ > 活動報告:第30回日本国際保健医療学会 学術大会 ミニシンポジウム開催

活動報告:第30回日本国際保健医療学会 学術大会 ミニシンポジウム開催

ホーム > お知らせ > 活動報告:第30回日本国際保健医療学会 学術大会 ミニシンポジウム開催

活動報告:第30回日本国際保健医療学会 学術大会 ミニシンポジウム開催

  • 2015/12/21

[2015 年12月21日]
2015年11月21日(土)~22日(日)に金沢大学で開かれた第30回日本国際保健医療学会 学術大会にて、ミニシンポジウム「グローバルヘルスの潮流:三大感染症、エボラ出血熱、そして顧みられない熱帯病(開催日時:2015年11月21日(土)17-18時、座長:北 潔 東京大学大学院医学系研究科 教授/長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科長、および平林 史子 特定非営利活動法人DNDi Japan 事務局長)」を開催しました。
近年、グローバルヘルスのアジェンダは多様化・複雑化しています。そこには人口動態や地球環境、経済活動、社会構造の変化や政治、文化、宗教などの様々な要因が絡み合っています。そのような中、今なぜ感染症対策に投資し、活動を加速させていかなければならないのか?本ミニシンポジウムではグローバルな組織の第一線で活躍するDr. Clara Van Gulik(MSF人道問題担当責任者)、Dr. Byron Arana(DNDi皮膚リーシュマニア症担当部長)、そして國井修先生(The Global Fund戦略・投資・効果局長)にご登壇いただき、各演者の視点や経験を踏まえてご発表いただきました。

演者:(左)Dr. Clara Van Gulik (中央)Dr. Byron Arana (右)國井修先生
会場は医療関係者や研究者、企業の方、NGO/ODA実務者、学生など様々なバックグラウンドを持つ約120名の方々で埋まり、立ち見の方もいらっしゃるほどでした。
弊団体からはジュネーブ本部で皮膚リーシュマニア症の研究開発プロジェクトを統括するDr. Byron Aranaが登壇し、まず始めに弊団体が進める顧みられない疾患のための産官学パートナシップによる非営利の医薬品研究開発モデルと皮膚リーシュマニア症の症状や流行状況などを説明しました。皮膚リーシュマニア症は皮膚の病変・潰瘍を引き起こし、症状による身体的な苦痛だけでなく、社会的なスティグマなどによる心理的・社会的な苦痛を伴う疾患です。82カ国で流行し、毎年70~130万もの人びとが新たに発症しています。特に近年ではシリアやトルコ、アフガニスタンの難民キャンプで新たな発症が報告されています。またスペイン(マドリード)でのアウトブレイクや流行地域への滞在および旅行による日本人の症例も報告されており、世界中のすべての人びとにとって感染リスクのある疾患となりつつあります。

皮膚リーシュマニア症による症状で苦しむ少女

皮膚リーシュマニア症について説明するDr. Byron Arana
しかし皮膚リーシュマニア症は死に至る病気ではなく、顧みられない疾患の中でも取り組みが遅れています。現状の治療薬・治療法はリーシュマニア症の別のタイプである内臓リーシュマニア症や他の疾患のための治療薬を適用していますが、Dr. Byron Aranaより薬の効果や安全性、治療形態、そして価格を考慮すると皮膚リーシュマニア症に焦点を当てた新たな治療薬・治療法が必要であることが強調されました。弊団体では症状の進行に応じた新たな治療薬・治療法のオプションを開発すべくポートフォリオを構築しています。その中の一つの研究開発プロジェクトは日本の大学・企業を含む協力機関とのパートナシップによって進められています(詳細は下記リンク参照)。
皮膚リーシュマニア症 CPG-D35プロジェクトの情報:
https://www.dndi.org/diseases-projects/portfolio/cpg-d35/
参加者に記入いただいたアンケートから、皮膚リーシュマニア症が致命的ではなくてもQOLに影響を及ぼすことの重要性を実感していただけたことが分かりました。今後日本における取り組みが広がっていくことが期待されます。
またMSFのDr. Clara Van Gulikからはエボラ出血熱、小児HIV、髄膜炎に関する活動の発表がありました。西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対しては、治療センターに押し寄せる患者への臨床的な対応だけでなく、症例調査や治療センター・コミュニティでの感染コントロール、患者のフォローアップ、そして啓発などの幅広い対応が求められたこと、また今後の課題として治療薬・ワクチンや迅速な診断法の開発とグローバルヘルスにおけるリーダーシップ、そして緊急時の調整メカニズムが必要であることが述べられ、エボラ出血熱の流行はHealth Securityに関する多くの課題を浮き彫りにしたことが示唆されました。
The Global Fundの國井修先生からは三大感染症(エイズ、結核、マラリア)の対策に関するこれまでの成果や課題と今後の展開について、データの分析と考察を交えながら発表がありました。The Global Fundでは国家という単一的な捉え方を超えて、グローバル、地域、国家、そして最も感染や死亡のリスクの高い脆弱な集団ごとに課題を区分し、効率的・効果的な資源の配分をもたらす柔軟な支援パッケージを準備していること、また医薬品に限らず、サプライ、調達、情報、サービスデリバリーなど様々な局面でのイノベーションを期待していること、そして三大感染症に限らずヘルスシステム強化への支援を通じた疾患横断的なシナジー効果を生み出すための戦略的な投資と他機関との役割分担を進めていることなどが紹介されました。決して支援をするための根拠となるような成果ばかりを求めているのではなく、キャパシティの限られた国や地域が成果を上げるための支援をしているのだというメッセージが印象に残りました。

コンゴ民主共和国の病院の様子(本文とは関係ありません)
いかに最も辺縁にいる声の小さな脆弱な人びとを救うことができるか?感染症という括りの中においても各演者の組織が取り組む疾患や役割・機能は異なりますが、すべての組織が見つめいている対象は同じではないでしょうか。ひとつの組織が実行可能なことは限られており、”put patient needs first”を実現するためには互いの活動が面としてのつながりや広がりを持つことが重要であることを今回のミニシンポジウムを通して改めて感じました。今後も弊団体の役割・機能とそこから生まれる成果を最大限に活かすべく、グローバルでの協調した活動を進めてまいります。
報告者:特定非営利活動法人DNDi Japan 森岡
※第30回日本国際保健医療学会 学術大会 ウェブサイト
http://jaih30.umin.jp/index.html
※顧みられない熱帯病とは
ウイルスや細菌、原虫、蠕虫の感染によって引き起こされる疾患のことを指し、世界保健機関(World Health Organization: WHO)は開発途上国を中心とする149ヶ国の10億人以上が感染している17の疾患を、特に重要な顧みられない熱帯病として指定している。
(出展:WHO website  http://www.who.int/neglected_diseases/about/en/)

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