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写真展&トークセッション「アフリカ・スーダンとマイセトーマ (真菌性菌腫) を患う顧みられない患者さん」 |
2016年5月の世界保健総会にてWHOの「顧みられない熱帯病」公式リストに新たに追加されたマイセトーマ。手足の腫瘍が進行すると繰り返し切断手術をせざるを得ない悲惨な状態になり、貧困、偏見などの社会問題や経済的損失につながる“最も顧みられない病気”です。今まさにこのマイセトーマに対し、最も多くの患者さんが暮らしているスーダンを中心に、世界的な取り組みが始まろうとしています。マイセトーマと患者さんの暮らし、そしてこの病気と向き合うためには欠かせないスーダンという国への理解をぜひ深めてみませんか? |
主催:特定非営利活動法人DNDi Japan 共催:認定NPO法人 難民を助ける会 / 後援:JICA地球ひろば (トークセッション) |
1. 写 真 展● 日時:2017年4月4日 (火) - 4月17日 (月) 10時-20時 ※土日祝日は18時まで |
2. トークセッション● 日時:2017年4月6日 (木) 18時30分-20時 |
参加登録はこちらから (参加無料)
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モデレーター:松本 眞理 (特定非営利活動法人DNDi Japan 広報部長) 18:30~19:10:基調講演 2. 日本とスーダン:現況とJICAの取り組み 19:10~19:40:パネルディスカッション 19:40~19:50:質疑応答など会場参加者との交流 |
【マイセトーマとDNDiの取り組みについて】 マイセトーマは、スーダンをはじめアフリカ大陸ではチャド、エチオピア、モーリタニア、セネガル、ソマリア等、またアフリカ大陸以外でもメキシコ、インド、イエメンなどの「マイセトーマベルト」という、豪雨をもたらす短い雨季と暑くて乾燥した気候を有する熱帯・亜熱帯地域(北緯30度から南緯15度の地帯)特有の病気です。経済的に恵まれない人々が裸足で生活し働くときに、植物の棘が刺さることなどによりできた傷から真菌が侵入することで感染します。初期症状はありませんが、次第に手足の腫瘍が進行し、繰り返し切断手術をせざるを得ない悲惨な状態に陥ります。流行地域において、貧困や偏見などの社会問題や経済的損失を引き起こす要因となっており、子どもおよび若い成人、特に屋外で働く男性は最も高い感染リスクに晒されています。2017年よりスーダン国立大学のハルツーム大学に付属するMycetoma Research Center (MRC) とDNDiの連携により、日本の製薬企業であるエーザイ株式会社が創製した抗真菌剤ホスラブコナゾールの臨床試験が開始される予定です。この機会にぜひ皆さまに「顧みられない熱帯病」について、さらにその18番目の病気として新たに追加されたマイセトーマとその患者さんについて理解を深めていただきたいと思います。写真展とあわせて、どうぞ皆さまのご参加をお待ちしています。 |
会場地図:https://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html お問い合わせ先:特定非営利活動法人DNDi Japan 担当:松本 mmatsumoto@dndi.org 森岡 mmorioka@dndi.org 電話:03-4550-1199(代表) |